IFC-PCI7ESAU2に挿した40GB SSDを使う。
大容量を使ったPC-98のブログや記事は多いが、全容量をWIN2Kに使用するものばかりで、筆者のようなWIN・DOS混在環境は無かった。
試行錯誤で悪戦苦闘したので、メモとして残す。
Aドライブ( 2000M):FAT16/DOS起動
Bドライブ( 2000M):FAT16/DATA1
Cドライブ( 2000M):FAT16/DATA2
Dドライブ( 2000M):FAT16/Win2K起動
Eドライブ(30000M):NTFS /Win2K専用
を想定。
PC-9821Xv13/W16Rで作業。
問題 †
大容量HDDの場合、MS-DOS6.2インストーラーが動かない(エラーを吐いて落ちる)。
自力でしようにもファイル名を正しい名前に変えることが困難のため、難しい。
⇒別個体の8G未満のHDDに一旦DOSをインストールし、sysコマンド後に丸ごとコピーし直すしかなさげ。
事前準備 †
- IFC-PCI7ESAU2をPC-98用にカスタマイズ(大熊猫氏BIOS)
http://www41.atpages.jp/ookumaneko/sii3112.htm
- 起動FD(Win98フォーマット)
- 起動FDにHDAT2_50をコピーする
- カード用ドライバー(Windows2000インストール時に使用)
http://web.archive.org/web/20120502172712/http://www.siliconimage.com/docs/SWD-003x12-00W-1361.zip
SiI3x12 32-bit Windows IDE Driver、10/7/2005、1.3.61.0、125 kb
- カード用ドライバー(Windows2000インストール完了後に使用)
http://web.archive.org/web/20120502172712/http://www.siliconimage.com/docs/3x12-x86-1.3.68.2-logo.zip
SiI3x12 32-bit Windows BASE Driver、6/25/2007、1.3.68.2、130 kb
- USB2.0ドライバー
http://www.dynexproducts.com/cms/files/DX-2P2CDrivers.zip
ZIPからmsusb_2K.cabを取り出し解凍。Windows2000インストール直後にUSB2.0ドライバーとして読み込ます。
作業手順 †
- PCIバスを持つDOS/V機
- DOS/V機にHDDを繋ぐ
- Win98FDでフロッピーブートする
- HDAT2_50.EXEで512MBに容量制限をかける
FORMAT.EXEを動かせるようにするため。
容量制限をせずにFORMAT.EXEを実行すると「run-time error R6003 - integer divide by 0」で落ちる。
HDAT2_50.EXE起動後、HDDを選ぶ→SET MAX (HPA) menuを選ぶ→Set Max Addressを選ぶ→hiddenに青カーソルを移動する→INSキーを押下する→Bを何回か押してNew userの右が528.48MBになるようにする→Sキー押下→Yキー押下→エンターキー押下→確認のため再度Set Max Addressを選ぶ→Current userが528.48MBになっていることを確認→ESCキーを4回押下してHDAT2_50.EXEを終了する
- 電源を落とす
- PC-98機(EXIDE32Gが無くても動作しているため不要?)
- PC-98機にHDDを繋ぐ
- DOS6.2 Disc1でフロッピーブートする
- F8を連打してCONFIG.SYS、AUTOEXEC.BATとも実行をしない
- FORMAT.EXE /Hを実行し、100MBの領域確保・システム転送を行う
- Win98FDでフロッピーブートする
- IPL_MENU.EXEを実行する
- EXIDE32Gを実行する
0. 内蔵IDE HDDの BIOS認識容量を8063MB以上へ拡大する(従来からの互換)
4. PK98-MISTRESS9ボードと互換(127GBまでOK) [ 16ヘッド/255セクタ ]
- 電源を落とす
- FDを抜いた状態で電源を入れ、EXIDE32Gが起動することを確認する
- 電源を落とす
- DOS/V機(EXIDE32Gが無くても動作しているため不要?)
- DOS/V機にHDDを繋ぐ
- Win98FDでフロッピーブートする
- HDAT2_50.EXEで容量制限を解除する(MHDDではHDDが認識できなかった・・・)
- 電源を落とす
- PC-98機
- PC-98機にHDDを繋ぐ
- Win98FDでフロッピーブートする
- FDISK.EXEを起動し、大容量サポートはN、2Gあたりを4つ確保(DOS起動ドライブ、データドライブ*2、Win2K用起動ドライブ)
- FDISK.EXEを起動し、大容量サポートはY、30Gあたりを1つ確保(Win2K専用ドライブ)
- FORMATX.EXEを起動し、DOS起動ドライブ、データドライブ*2をWin2K起動無し・FAT16、Win2K起動ドライブをWin2K起動Y・FAT16(DOSから見れるようにするため)でフォーマット、Win2K専用ドライブを32KB、FAT32でフォーマットする
- 電源を落とす
- DOS6.2 Disc1でフロッピーブートする
- F8を連打してCONFIG.SYS、AUTOEXEC.BATとも実行をしない
- SYS A: B:でシステムを転送する
- Win2KFD Disc1でフロッピーブート、CD-ROMドライブにWin2000ディスクを入れる
- 下にF6なんとかのメッセージが出たらF6キーを連打する
- Win2KFD Disc2と交換する
- Speなんとかのメッセージが出たらSキーを押し、Silcon3x12ドライバーが入ったFDを入れEnterキーを押す。WinNT+2000用ドライバーを選択しEnterキー。再度Enterキーで抜ける。
- Win2KFD Disc3と交換する
- Win2KFD Disc4と交換する
ここから先は普通にWin2Kセットアップと同じ。