PC-98でAT互換機ビデオカードを使うためのページ †
ググったら色々資料が出てくるがGeforce2時代で止まっているため、ページを書き起こした。
また分かりづらいところもあるので、まとめた。
前提 †
- PC-98はPCIバスが搭載されていること。
- PC-98はWindows2000環境のみ(Win95、98環境はAT互換機ビデオカードが動かない)
- BIOS書換PCはAT互換機、かつPCIバスを最低1基あること。PC-98は保障外。
準備 †
- BIOS書換PC
- バイナリエディタ作業用PC(フロッピードライブ、もしくはUSBメモリなどが使える環境)
- DOSブート可能な装置(フロッピードライブ、USBメモリなど)。USBメモリブートがフロッピードライブに比べ、大容量で早いのでお手軽。説明文章ではUSBメモリーで表記を統一する。
BIOS書き換え †
準備 †
- USBメモリーをDOSブート可能できるようにフォーマットを行う。
参考資料
DOS起動用のUSBメモリを作る(DOS-on-USB編)
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1206/15/news126.html
- nvflashをダウンロードしUSBメモリーにZIPを解凍してコピーする。
- BIOS書換PCのPCIバスにビデオカードを刺し、ビデオカードとディスプレイを繋ぐ。
BIOS オリジナルバックアップ †
- USBメモリーをBIOS書換PCに刺し、USBメモリブートをする。
- BIOSのバックアップをする(nvflash -4 BACKUP.ROM)
- BIOS書換PCの電源を落とす。
BIOSカスタマイズ †
- USBメモリーをバイナリエディタ作業用PCに接続。
- BACKUP.ROMをPC-98.ROMとして別名コピー。
- PC-98.ROMをバイナリエディタで開く。
- 文字列"PCIR"を検索し、そこからオフセット0x14にある数字"00(のはず)"→"01"に変更する(次のバイトが"80"固定なので、"00 80"を探すと良い)。
- PC-98.ROMの最終までジャンプし、最後のバイトを-1("5B"となっていたら"5A"にする)し、上書き保存する。
BIOSカスタマイズ版をビデオカードに書き込み †
- USBメモリーをBIOS書換PCに刺し、USBメモリブートをする。
- ビデオカードのBIOSを書き換える(nvflash -4 -5 -6 98.ROM)
ボードIDうんぬんは"Y"、上書きするうんぬんも"Y"をし、書き終わるのを待つ(書き込み中はキーボードのNumLock?/CapsLock?/ScrollLock?が点滅する)
- BIOS書換PCの電源を落とす。ビデオカードをBIOS書換PCから抜きPC-98に刺す。
PC-98での稼動 †
- PC-98の電源をいれ、Windows2000を起動する。
- ビデオカードのドライバーをインストールする。
- Windowsの再起動を行う。
nvflash †
古すぎたら駄目。
- 古すぎると、ビデオカードすら認識しない。
- 少し古い場合はビデオカードは認識するが、そんなコードは無いとエラーになる。
(ERROR: Unsupported code type: 0x01. FCode support deprecated.)
- 編集したBIOSをnvflashで指定すると、Version:Unknownとなるが気にしない。
- 編集したBIOSを読み込ませたビデオボードはAT互換機では「ピーピピ(ビデオボードがおかしい)」という音がなる。
- その状態でPC-98のPCIバスへ刺す。
一覧 †
メーカー名 | 型番 | チップ名 | 動作 | BIOS書換 | 書換に使ったnvflash | 稼動確認マシン | 備考 | 確認者 | 最終更新日 |
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Buffalo | GX-6200/P128 | Ndivia Geforce 6200 | ○ | 必要 | 5.50 | PC-9821 Xv13/W16 CPU:KIII化、メモリ128M、SSD40G(IFC-PCI7ESAU2大熊猫氏カスタマイズ | ・BIOS未書換だとメモリチェック後にフリーズ ・BIOS書換後にPC-98に刺した直後の挙動は、D-SUBは信号無し、DVI-Iは信号あり、TV端子は未確認。 ・フルHD(1920*1080)で表示可能。 | はんぞー | 2015/07/02 |
以下、募集中 |
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はんぞー? (2015-06-30 (火) 10:36:24)
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